うんもれエピソード
■それってもう■ (34歳 男性)
幸せな時間ってものは、意外と脆く一瞬で崩壊する事もある。
もうずっと昔に付き合っていた、酔っ払うと調子に乗って記憶をなくしてしまう、お調子ものだった。少し豪快なくらいなところもあるけど可愛いらしく大好きだった彼女の話。
少し息が白くなるような季節のことだった。
僕らはまだ大学に入ったばかりで、デートと言ってもお金もなく、車もなく、ちょっと遠出をしては散歩をして帰るような事が多かった。
その日は彼女の大好きなきのこを沢山食べに、朝からきのこ狩りへ。
その場で調理してくれるきのこ狩りスポットにデートへ行った。とても幸せそうにきのこを食べる彼女。昼間からビールときのこで最高の気分だった。こんな時間が一生続けばいいなと本気で思っていた。食後にトイレに行った彼女は、あっという間に戻って来た
「もうトイレ入ったの?」
「トイレいっぱいだったから、また後でいいや」
僕らは電車に乗り込み、帰り道も幸せな空気でいっぱいだった。様子が変わったのは、電車が信号故障で途中停車をした時からだった。
幸せな時間を止めてくれたのかな〜なんてのんきに考えていたら、彼女がもそもそしている。
そういえばさっきトイレ行けなかったんだっけ。
「やばい、お腹痛い。きのこ当たったかな。。。」彼女の表情がこわばっていく。
まぁ家はすぐ駅前だし、降りてダッシュで帰れば大丈夫でしょ。
彼女のそわそわが僕にも伝わってきて、止まって欲しかった時間も、今は急いで動き出して欲しいと切に願った。願いが届いたのか、普通のスピードよりは遅く感じたが、列車は再稼働をはじめた。
彼女にビッグウェーブが襲ってきている事は予想出来た、完全に大の方を我慢している。その状況に若干の性的興奮を覚えたが、それどころではなかった。
なんとか最悪の自体は避ける事が出来、無事に電車が目的駅へ到着。
ダッシュで家に向かう。
「いやーもうちょっとだけ漏れたと思った〜、ちょっと頭出てたw」
彼女が笑顔でトイレから出てきた。
無事に用を足せたようで、トイレからすっきりした表情で出てきた。
僕も安心し、お酒も入っていたことと、トイレ我慢の性的興奮も相まって、すぐに彼女に抱きつき服を脱がせていった。事を行おうと最後の一枚を脱がせると、そこには、昼間に見たきのこが・・・
出ていたのは頭ではなく、未消化のきのこだった。
うんこってなんだろう、消化をされていなければうんこではないのだろうか。
いや、消化管を通って出てきたものはうんこだろ。
「・・・いや、これはきのこだわ」
「・・・いや、これはもううんこでしょ」
「いや、うんこは漏らしていない。きのこが出ただけ。」
きのこかうんこかの不毛な論争がその後も続いた。
なんにせよ僕のきのこはその夜しめじから巨大化する事はなかった。
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